どーも!
前の記事にも書きましたが、ICDASやMIに関する問題が今年も聞かれると予想しています。
そこで、今回もオリジナル問題を作ってみました。
解説になっている記事もしっかり読んでおいてください。
dental1kokushi2cbt3goukaku.hatenablog.com
- 目次
オリジナル問題①
ICDAS は主にどのような検査を行うか?1 つ選べ。
a触診
b視診
c透照診
d打診
e電気診
オリジナル問題②
次のうち国際的齲蝕診断・評価システムはどれか?一つ選べ
a: ICD
b: ICF
c: ICNP
d: ICIDH
e: ICDAS
オリジナル問題③
20 歳の女性。上顎右側前歯歯頸部の変色を主訴として来院した。初診時の口腔内写真を別に示す。
こちらの疾患の特徴として正しいのはどれか?一つ選べ
aう窩の形成がみられる
bC1に該当する
c診断にう蝕検知液を使用する
d可逆性の病変である
eコンポジットレジン修復を行う
オリジナル問題④
う蝕傾向の強い患者さんに対して糖質の摂取制限を行った。
MIの5つの基本項目のうちどれにあてはまるか?1つ選べ
a口腔内細菌叢の改善
b患者教育
c再石灰化療法
d補修修復
e最小の侵襲治療
オリジナル問題⑤
20 歳の女性。上顎右側前歯歯頸部の変色を主訴として来院した。初診時の口腔内写真を別に示す。診断結果としてC0と判断した。
そこで、フッ化物歯面処理を行った。みられる変化として正しいのはどれか?2つ選べ
a歯面の漂白化
b白斑の滑沢化
cう窩の縮小化
d歯質の粗造化
e歯質構造の強化
オリジナル問題⑥
25 歳の男性。下顎左側第二小臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。歯髄電気診で生活反応を示した。直接コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時のエックス線写真(A)と窩洞形成後の口腔内写真(B)を別に示す。
間接法ではなく直接法を選択した理由はどれか?一つ選べ
a歯質の保存
b歯髄の鎮静
c審美性の回復
d接触点の回復
eチェアタイムの短縮化
オリジナル問題⑦
53 歳の男性。下顎左側臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。 打診にわずかに反応するが、根尖部歯肉に圧痛は認めない。歯髄電気診で生活反応を示した。初診時の口腔内写真(A)とエックス線画像(B)を別に示す。
治療方針としては抜髄をしたのちに、コンポジットレジン修復を行うこととした。
抜髄してから、どのぐらいの期間を開けてからコンポジットレジン修復を行うべきか?一つ選べ
a1日
b1週間
c1ヶ月
d3ヶ月
e6ヶ月
答え
①b②e③d④a⑤be⑥a⑦b
解説
1問目は必修を意識した問題です。結構いい問題かなと思ってます。
ICDASは視診で行います。
そして、
- 歯面清掃(ブラシやフロスなどで)
- スリーウェイシリンジ(歯面乾燥)
- 拡大鏡
の使用も推奨してます。
ここもしっかりおさえてください。
2問目は過去問の改変問題で卒業試験や模擬試験に出そうな問題です。
ICDASの定義知ってる?っていうのを聞いた問題です。
3問目は白斑があるためC0の状態です。
つまり、可逆性のう蝕(病変)です。
選択肢Cは象牙質う蝕なら答えです。このへんも聞かれそうなのでしっかり頭に入れておきましょう。
4問目はaとbで迷うでしょう。
一応、齲蝕治療のガイドラインをもとにつくってますので間違いはないかと思います。
患者教育はおもに「説明」「指導」することで患者に理解してもらうことです。
気になる人は齲蝕治療ガイドラインをみてください。
これをシンプルにまとめた記事です。よかったらこちらもチェックしてみてください。
5問目はフッ素塗布による変化を聞いた問題で白斑とう窩の違いわかるかを聞いた問題です。
個人的にはいい問題かなと思ってます。(無理矢理「化」で統一しました)
Cの選択肢は白斑の縮小なら正解です。
6問目は初めは
「隅角を超えてないから直接法いけるよ」
みたいな問題にしようと思ってましたが、選択肢を作るのが大変なので諦めました(笑)
deの選択肢は間接法なら正解です。
7問目は一応、作ってみた問題です。
IPC法は3か月待つことは多くの人が知ってると思いますが、
根管治療あとのコンポジットレジン修復は臨床で結構やるので山かけてみました
他にも問題ができたら追加して挙げていきますのでお見逃しなく!