歯科医師国家試験~国試を笑い者にして歯科医師してみた

国家試験のオリジナル問題を作り、その解説をします。勉強の仕方や参考書を紹介したいと思います。

喫煙と歯周病の関係をシンプルに

こんにちは!チバです。

今日は歯周病と喫煙についてシンプルにまとめました。

参考文献は下に載せました、

 

国家試験を考えて、教科書でもある臨床歯周病学第2版からp22とp202を中心にまとめました。

皆さんも確認してみてください。

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯周病には3つの因子からなります。

 

f:id:mk3jla2:20190804164142p:plain

①細菌因子(細菌、プラーク

②宿主因子(歯列不正、糖尿病など)

③環境因子(喫煙、ストレス、肥満)

 

 

今回は環境因子でもある「喫煙」に絞ります。

 

因子については今度触れます。。。

 

 

喫煙者は

 

大きい(多い、増加)

  • 歯石
  • 歯周ポケット(PD)*上顎口蓋が大きくなりやすい
  • アタッチメントロス
  • 歯槽骨吸収
  • 着色(歯、歯肉)
  • 口臭
  • 歯肉は線維性肥厚(ロール状の歯肉)

小さい(少ない、低下)

  • 免疫能
  • 歯肉線維芽細胞の増殖能
  • 線維芽細胞の歯に対する接着能
  • 組織修復能
  • 味覚
  • 出血
  • 発赤
  • 腫脹
  • 歯肉溝滲出液

 

が見られます。

 

では問題

 

喫煙が及ぼす影響で低下するのは?すべて選べ。

a味覚の閾値

b好中球の走化性

c線維芽細胞の増殖能

d出血量

ePCR

 

答えbcd

 

aは閾値でひっかけます。

 

低下するのは?と聞くことで漠然とさせて、考えさせてます。

 

出血量の低下も

 

歯周病が治るイメージ」

 

がして選べない人もいるかもしれませんね!

 

こういう問題が出る気がします。たぶん、模擬試験には出るかもしれないです。

 

まあ、すべて選べは出ないかも(笑)。

出ても正答率は30%いかないのでミスっても大丈夫。

 

 

 

 

タバコの3大有害物質は

「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」です。

(次はこのへん聞かれる予想)

 

タール着色、発がん物質。

 

一酸化炭素歯肉の低酸素状態。

 

ニコチン血管収縮、そして歯肉の低酸素状態。免疫能低下。依存にかかわる。線維芽細胞の増殖低下。コラーゲン産生能低下。

 

これらについては詳しく出ていないのでこの程度覚えればいいと思います。

 

喫煙者の歯周病の大事なポイント

 

f:id:mk3jla2:20190804173738p:plain

 

最後に問題

 

喫煙による影響で歯肉の低酸素状態に関わる有害物質は?2つ選べ

aタール

bニコチン

c一酸化炭素

dカドミウム

eアンモニア

 

 

 

答えbc

 

 

 では、勉強がんばってください!