歯科医師国家試験~国試を笑い者にして歯科医師してみた

国家試験のオリジナル問題を作り、その解説をします。勉強の仕方や参考書を紹介したいと思います。

【オペラント条件付け】【レスポンデントの条件付け】【トークンエコノミー】の違いを言えますか?

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どうも!オンライン授業を企画しておりますチバといいます。

 

オンライン授業とは?こちらから

 

dental1kokushi2cbt3goukaku.hatenablog.com

 

 

今回は、LINE登録していただいた方からの質問

 

オペラント条件付け、レスポンデントの条件付け、トークンエコノミー法の違いを教えてほしいとのことなので記事にしてみました。

(個人的にLINEでの回答もしました

 

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(ただし、結構人気なので返信が遅れるかもしれません

 

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  • 目次

 

まずは行動形成法と不安軽減法で違う

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行動療法としては

  1. 不安軽減法
  2. 行動形成法

の二つがあります。

 

行動形成法には

5つあります。

 

不安軽減法

  • フラッディング法
  • ラクゼーション法
  • モデリング
  • 系統的脱感作
  • レスポンデントの条件付け

5つあります。

 

これだけで問題ができそうですね!

 

まず、

 

オペラント条件付け、トークンエコノミー行動形成法であり

 

レスポンデントの条件付けは不安軽減法なのです。

まずそれが違いでしょう。

 

 

不安軽減法と行動形成法のゴロ

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不安軽減法のゴロ

 

「不安なら、フラリとモデルを蹴れ!」

 

不安→不安軽減法

フラ→フラッディング法

リ→リラクゼーション法

モデル→モデリング

蹴→系統的脱感作

れ→レスポンデントの条件付け

 

行動形成法のゴロ

 

「行動して落としたれ!」

 

行動→行動形成法

落→オペラント条件付け

と→トークンエコノミー法
し→シェイピング法
た→タイムアウト
れ→レスポンスコスト

 

です。

 

一応、ゴロも載せておこうと思います。

 

 

オペラント条件付けとは?

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こちらは、オペラント(自発行動)に対して条件をつけます。

 

例えば、

 

きちんと歯磨きを自発的にやったら→ほめる(強化する)

 

おもちゃを投げた→怒る(罰を与える)

 

 強化をしたら行動頻度は増えます。

 

一方、を与えたら行動頻度は減ります。

 

これはあくまでも、自発行動に対して行います。

 

オペラント条件付けを応用して

 

応用行動分析があります。

 

これは

 

  1. 先行刺激を与えます。(これはバキュームだよ!口の中に入れるんだよと教える)
  2. 先行刺激に対して反応します(口に入れたときに抵抗するか、しないかの反応を見ます)
  3. その反応に対して条件を付けます。(抵抗しないならほめる。)

 

みたいな感じです。

 

自発行動ではなく、他人が刺激や指示を出して行動してますので

 

オペラント条件付けを応用していますが、正確なオペラント条件付けではないです。

(ただし、オペラント条件付けと応用行動分析は同じ意味で使う場合も多い

 

トークンエコノミーとは?

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あらかじめ約束していたことを遂行させるためにやります。

 

ここでキーワードは

 

あらかじめ約束するということです。

 

そして、代用貨幣(トークン)を与えることです

 

 

どうゆうことかというと。

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オペラント条件付け(応用行動分析)

 ①何かができた→②よくがんばったね!シールあげるね!

 

トークンエコノミー

 

①何かができたらシールあげるよ!→②何かができた→③よくがんばったね!シールあげるね!

 

といった感じです。

 

似てはいますが、あらかじめ約束しているかが大切です。

 

 

レスポンデントの条件付けとは?

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これを詳しく説明すると分かりにくいので簡単に説明します。

 

(詳しく知りたい方は、LINE登録して質問してください。

 

歯科恐怖症を例にして説明しましょう。

 

 

歯科恐怖症はタービンの音で恐怖を覚えたりしますよね?

 

でも、本来ならタービンの音で恐怖は覚えないはずです。

 

では、なぜ恐怖を感じるのでしょうか?

 

理由は

タービンで歯を削られて痛い思いをしたからです。

 

本来は痛みによって恐怖を感じているはずです。

 

しかし、

 

「タービンの音を聞くと痛い思いをする(=恐怖感を覚える)」

 

と条件付けられたために

 

「タービンの音で恐怖感を覚える」

 

のです。

 

レスポンデントの条件付けは診療では消去という作業を行います。

 

つまり、

 

「タービンで削っても痛くない状態」

 を何度も経験させます。

 

すると、いつかはタービンの音を聞いても恐怖感を覚えなくなるということです。

 

最後に

今回はLINEの質問からこのような記事を書いてみました。

 

今回の内容についてもPDFでまとめましたので、

欲しい方はLINE登録して

 

行動療法の資料くださいと言って頂けたら送ります。

LINE登録お願いします!

 

 

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