歯科医師国家試験~国試を笑い者にして歯科医師してみた

国家試験のオリジナル問題を作り、その解説をします。勉強の仕方や参考書を紹介したいと思います。

今年も出るぞ!FGF-2をまとめてみた!


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どーも!チバです!
111回目から出るようになった「FGF-2」*1


理由は明確で

  • 保険適応になったのと
  • 開発者が日本人だということです。

 

FGF-2については浅いところしかまだ問われてないです。

次に問われるとしたらこのへんかな?っていう箇所をまとめました!

 

(勉強のし過ぎで糖質制限出来ない人へ↓)

 


エムドゲインと比べた場合

エムドゲインは

  • 「ブタ歯胚歯周組織使用再生材料」でありブタ由来
  • 歯周組織再生材料で保険適応外(自費治療)
  • 歯周ポケットの深さが6mm以上、X線写真上で深さ4㎜以上幅2mm以上の垂直性骨欠損(根分岐部を除く)
  • 20年近く歴史があって信頼性ある
  • 歯根面に塗布。
  • 歯面処理(エッチング)は必ずやるべし。

 

FGF-2(リグロス)

  •  「ヒト由来の塩基性線維芽細胞成長因子」でヒト由来です。
  • 歯周組織再生医薬品で保険適応
  • 歴史は浅い。
  • 日本人が発明した。
  • 歯周ポケットの深さが4mm以上、骨欠損の深さが3mm以上の垂直性骨欠損
  • 歯周組織欠損部に塗布
  • 禁忌症は口腔内に悪性腫瘍のある患者またはその既往症患者
  • 歯面処理(エッチング)はやってもやらなくてもよい。

 

 

っという違いがあります。


共通点は

 

  • シグナル因子
  • 術式

 

ぐらいでしょう。

 

次出るとしたら

FGF-2の禁忌症は出る可能性大です。

間違いの選択肢で考えられるのは(どんなに難しくしても)

 

「発ガン性はある」
「口腔内ではない悪性腫瘍」

 

でしょう。


FGF-2は発ガン性はないです。

 

血管新生や細胞増殖促進作用により悪性腫瘍が悪化するということです。

 

注意!

(エムドゲインは禁忌ではないです。エムドゲインはエナメルマトリックスタンパクであり、歯根膜に塗るし、「歯専用」の再生医療機器かなと)

 

(FGF-2は線維芽細胞成長因子なので、ほとんど組織を成長させてしまいます。口腔の扁平上皮癌は悪化させるということだと思います。)


また、FGF-2は血流には乗らないので口腔内の悪性腫瘍、前癌病変は禁忌です。口腔外は禁忌ではないのです。


このへんは模擬試験とかにも問われるかもしれないので頭にいれておきましょう!

 



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にも出たお店らしいのでよかったら皆さんも食べてみて下さい(^-^)v

 

 

勉強に疲れたらコーヒーとチョコレートが最高ですよね🎵

リラックスしながら、勉強しましょ(^-^)

 

 

ではオリジナル問題

FGF-2を用いた歯周組織再生療法で禁忌症はどれか。1 つ選べ。

 

a心筋梗塞

b糖尿病

c高血圧

d舌癌

e白血病

 

 

答えd

 

 

参考文献

 

 

 

ノート作りに便利です!

 

 


では頑張って下さい(^-^)v

 

 

*1:商品名はリグロス