112回歯科医師国家試験の明暗を分けたのは?
どうもチバです。結果が出ましたね。
私は無事合格しました。皆さんはどうでしたか?
まずは112回歯科医師国家試験の結果をまとめてみましょう。
112回歯科医師国家試験の難易度は?
ボーダー的にみれば完全に難化しました。
しかし、私も予想していた通り約2000人合格でした。
つまり、問題自体は難しいが試験難易度は変化ありません。
①必修
9問削除でした。難化しました。
うーん、多すぎる気がする。試験委員の先生方はビビりすぎて難しい問題が多くなったのかな?
②A領域
さほど去年と変わらずボーダーは58点/98点で59,2%ほど。かなり難化しました。(過去最低レベル)
受けてみての感想としては「衛生」は難しいかなという感じ。
あくまでも、個人の感想ですが
衛生は必修レベルの勉強でも十分かな?って思います。
A領域では約40問は間違えられるので、
他の科目に応用しにくい衛生に勉強を費やし過ぎるのは危険。
(A領域で多く占める衛生は大切ですが、A領域自体、高得点をとる必要はなし!)
衛生で怖いのは必修です。
そのため、必修レベルの衛生は完璧に!
A領域レベルの衛生はほどほどに。
③B領域
去年より大きく下がり、ボーダー116点/171点で67,8%でこれも難化しました。
去年は過去最高得点73,9%で6%下がりました。
矯正と保存が傾向を変えてきました。恐らくワンパターンの問題を減らそうという意図があります。
しかし、難易度的には107,108回国家試験のボーダーに戻っただけです。
ここ近年のB領域が簡単すぎただけです。
113回も同じぐらいの難易度になるかなと勝手に予想してます。
(皆ある程度対策してボーダーは上がると思いきや、また傾向を変えてくるためボーダーは68%ほど)
④C領域
ボーダーは126点/205点で約61,4%です。
去年は約64%で難化しました。
107回からだと2番目のボーダーの低さです。
★107回目の国家試験から合格者が2300人から2000人に減った年です。
個人的には補綴学の問題に悪意を感じました。多くが「咬合調整」や「義歯の修理」で義歯の製作の手順などの例年出るような問題が少なかったイメージです。
あと、口蓋裂の問題が多かった記憶があります。
ちなみに私はボーダーを予想してみましたが
desの解答と、平均点が出ましたね!
— 113回歯科医師国家試験 CBT オリジナル問題 (@CBT36884688) 2019年2月9日
これから受ける後輩たちには模擬試験は余裕をもって合格するぐらいでないと安心できないかも。
私のボーダー予想は(偏見、根拠ゼロ)
必修5,6問削除
A70%B66,5%C61,5%
B領域は70%は切るのは確実だと思います。https://t.co/wch7enmNaX
コメント見て頂けると、AとC領域は的中していると思います。
112回国家試験の合格と不合格の決め手は必修
皆さんのご協力でアンケートを取りました。
本当にありがとうございました!
★拡散お願いします!リツイート求む
— 113回歯科医師国家試験 CBT オリジナル問題 (@CBT36884688) 2019年3月20日
112回歯科医師国家試験の結果が出ましたが、ヤバかった領域(落ちそうな領域)はどれか?一つ選べ
半分の人が「必修」と答えています。
80%を取らなければいけないプレッシャーが半端ないです。
必修は500人は落とすつもりで作ってきますので、(50%は必修で落ちるため)全て90%の正解率の問題は作れません。
50%は必修で落ちるとは?
ズバリ!歯科医師国家試験の鍵は「ボーダー」である - 歯科医師国家試験~国試を笑い者にして歯科医師してみた
で確認してみてください。
(難しい問題も多く感じるが平均点は88%ほどになるように削除されているらしい。つまり、力の差が出るように正答率が低いものから高いものまで出している)
なんとか、正答率が65%ぐらいの良問をつくろうとギリギリを攻めてきます。
その結果難しい問題が増え9問削除になりました。
国家試験本番は必ず緊張します。
そうすると、必ず迷い選択肢を変えます。
そしてほとんど間違えます。(結構あるある)
皆さんはあまり変えないようにして下さい。
必修対策としては
まずは範囲を理解すればいいと思います。必修のための勉強は直前でも構いません。
(私は10月頃からやりました。)
範囲が分かれば普段の勉強でも
「これは必修の範囲だから覚えよう!」
と意識して勉強出来ます。
正直、それだけで必修対策の勉強はいらないと思います。
ただし、衛生は覚えるだけで点数になりますので、早めに暗記をオススメします。
(範囲も狭い)
必修の範囲を知るのにオススメの参考書は
必修ナビオリジナル問題集です。
必修の衛生の勉強は歯科国試キーワードの衛生です。(必修の範囲は1時間ほどですぐ読めます。)
国家試験の明暗を分けるのは「気持ち」である。
これは本当に思いました。
「あの人が落ちたの!?」
っていう人は模擬試験は一見良いのですが、
★必修はギリギリセーフで合格だった。
★総合点は全国2桁なのに、よく見たらB領域はあと6点で不合格だった。
★そんな状態なのに、「自分だけは大丈夫」と軽くみている人。または気づかない人。
★国家試験本番で変に迷ってしまう人
が多いです。
今回の112回に関しては傾向は結構変わったため
「模擬試験のような過去問をいじったような問題がとけてしまう人が、新傾向に対応出来なかった人」
が落ちたと思います。
そして
「こんな人が合格なの?」
っていう人は
★模擬試験は良くないが、見直しをしてるし落ちるかも!と焦っている。
★先生によく質問する。
★時間かけて勉強している。
が多いです。
そして、テスト本番では自分の立っている状態を理解して
「自分はいつも通りやれば受かるんだ!」
「俺は必修が危ないから必修だけは落とさないようにしよう」
「たぶん、模擬試験の結果から厳しいけどやれるだけやってみよう!」
とポジティブに受けた人が合格すると思います。
自然体で受ければ合格します。大丈夫です。
私は受験勉強は楽しくやることに気をつけてました。
ストレスを溜めすぎないよう追い込んで下さい。